テリ・ワイフェンバック The May Sun @ IZU PHOTO MUSEUM


The May Sun(2015)© Terri Weifenbach

テリ・ワイフェンバック The May Sun
2017年4月9日(日)- 8月29日(火)
IZU PHOTO MUSEUM
http://www.izuphoto-museum.jp/
開館時間:10:00-18:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:水(5/3は開館)

IZU PHOTO MUSEUMでは、アメリカの写真家テリ・ワイフェンバックの、自身初の美術館での個展として『テリ・ワイフェンバック The May Sun』を開催する。

テリ・ワイフェンバックは、1957年ニューヨーク生まれ。メリーランド大学でファインアートを専攻。初の写真集『In Your Dreams』(Nazraeli Press、1997 )で注目を集める。植物のある風景写真を中心に構成された『Hunter Green』(Nazraeli Press、2000)やイタリアで撮影された写真を収録した『Lana』(Nazraeli Press、2002)等、独特の風景描写と美しい装丁から成る15冊の写真集が高い評価を得ている。2013年、写真集『Stilll』(Super Labo、2013)を出版、2014年、IMA galleryにて川内倫子と共に『Gift』展を開催。現在はワシントンD.C.に在住。ジョージタウン大学で教鞭を執っている。

本展覧会は、2005年に写真集として発表された代表作のひとつ「The Politics of Flowers」とワイフェンバックがIZU PHOTO MUSEUMに長期滞在し制作したシリーズ「The May Sun」を中心に構成される。「The Politics of Flowers」は、2003 年に最愛の母を亡くしたワイフェンバックが、パレスチナに咲く花を採集して作られた19 世紀の押し花帳『Pressed Flowers from the Holy Land』と出会ったのを機に制作。この押し花帳に収められた花々は、紛争の絶えないパレスチナの地で生きることの過酷さや、他者の死とどのように向き合うことができるのかということをワイフェンバックに語りかけた。彼女は作品を通じて、押し花が語るその言葉をひとつひとつ丁寧に汲み上げている。そのほか、初公開作品である「The May Sun」や、柿田川湧水(静岡県・清水町)で撮影された映像作品等も合わせ、約110 点を展示する。


The May Sun(2015)© Terri Weifenbach

関連イベント
オープニングトークイベント
金子隆一(写真史家)×テリ・ワイフェンバック
2017年4月9日(日)15:30-17:00
会場:クレマチスの丘ホール(美術館より徒歩2分)
料金:当日有効の入館券が必要
参加方法:電話にて要申込
クレマチスの丘コミュニケーションセンター Tel. 055-989-8780(水曜休)

第3 回『Photographers’ Workshop』
Part 1
テリ・ワイフェンバック「Selection and Sequencing for Your Book」
2017年4月23日(日)12:30-17:00
対象 写真作品の制作経験のある方 
定員 9名(先着順)
持ち物 ご自身で撮影された作品の写真プリント20〜40枚
    *サイズは2Lサイズ〜六つ切でご用意ください。
    *プリント余白の有無は問いません。
    *フィルム・デジタルどちらで撮影された方でもご参加いただけます。
参加費 5,000円(展覧会入館料は含まれない)
集合場所 IZU PHOTO MUSEUM受付カウンター
※定員に達したため申込終了

Part 2
川内倫子
2017年5月28日(日)
日時、内容等の詳細は後日美術館ウェブサイトに掲載

関連書籍
『Terri Weifenbach The May Sun』
2017年4月、IZU PHOTO MUSEUMより刊行予定
発売:NOHARA /日英バイリンガル/寄稿:サラ・ケンネル


The Politics of Flowers(2004)© Terri Weifenbach


The Politics of Flowers(2004)© Terri Weifenbach

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