アート横断V 創造のエコロジー @ 福岡アジア美術館


イシャン・コースラによるプロジェクト「ゴドナ書体」制作風景

アート横断V 創造のエコロジー
2017年2月18日(土)-3月21日(火)
福岡アジア美術館 彫刻ラウンジ/その他
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/
開館時間:10:00-20:00 入室は閉館30分前まで
休館日:水(水曜が祝日の場合はその翌日)
特設サイト:http://faam.city.fukuoka.lg.jp/ecologyofcreation/

企画担当:中尾智路(福岡アジア美術館学芸員)

福岡アジア美術館では、異なるジャンルとの交差を通じて生まれた新しい美術のあり方を考察する小企画シリーズとして、『アート横断V 創造のエコロジー』を開催している。

「アート横断」シリーズは、これまでに『アジアINコミック展 私たちはどこへ行くのか?』(2001)、『インドのビデオ・アート展』(2004)、『AniMate。日韓現代アートに見るアニメ的なもの』(2005)、『疾風迅雷 杉浦康平雑誌デザインの半世紀』(2005)を開催。12年ぶり5回目となる本展では、農業や経済、デザイン、ファッション、建築、科学、工学、医療といった領域までアートを拡張し、未知の方向性を探る実践を紹介する。異なる国や地域を拠点とする7組の参加アーティストは、それぞれ効率性を重視した直線的な問題解決ではなく、制作環境や協力者との関係の構築に時間をかけて活動を展開してきた。その制作プロセスは、完成作品同様に重要なものとして考えられるのではないだろうか。

会期中には、参加作家によるトークや、ホァン・ポージィが2013年から継続するプロジェクト「500本のレモンの木」(オープニングイベントとして実施)などを開催。特設サイトには、本展企画者の中尾智路によるエッセイ「創造のエコロジー」や各アーティストへのショートインタビューが掲載されている。また、現在、同美術館のレジデンス・プログラムで滞在中のテッサ・マリア・タン・グアゾンによる連続講座「フィリピン現代美術入門」も本展会期中に開かれた。

参加アーティスト:
ペク・ジョンギ、ホァン・ポージィ、イシャン・コースラ、ジュリアン・エイブラハム・トガー、モノサーカス、ナム・ジュン・パイク、エクシード


ジュリアン・エイブラハム・トガーの土からつくった香水「大地の香り」展示風景(アジア美術館)


ホァン・ポージィ「500本のレモンの木」イベント

関連企画
参加作家4組によるギャラリートーク
ペク・ジョンギ、ホァン・ポージィ、モノサーカス、エクシード
2017年2月18日(土)15:00-16:00
会場:福岡アジア美術館 7階ラウンジ

アートラウンジ:ホァン・ポージィ「500本のレモンの木」、
Manoske(音楽)ほか

ホァン・ポージィ
2017年2月18日(土)17:00-20:00
会場:福岡アジア美術館 7階カフェ

エクシード x 藤岡定(anno lab)によるトーク
2017年2月19日(日)13:00-14:15
会場:福岡アジア美術館 あじびホール

ペク・ジョンギによるトーク
2017年2月19日(日)15:00-16:15
会場:福岡アジア美術館 あじびホール

あじび美術講座2017|連続講座
フィリピン現代美術入門 ②アートと地域〜福岡、フィリピン、東南アジア
2017年3月11日(土)14:00-15:30
福岡アジア美術館 あじびホール

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