Chim↑Pom『The other side』@ 無人島プロダクション


Chim↑Pom U.S.A. Visitor Center (2016) Photo: Osamu Matsuda © Chim↑Pom Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

Chim↑Pom『The other side』
2017年2月18日(土)-4月9日(日)
無人島プロダクション
http://www.mujin-to.com/
開廊時間:12:00-20:00(土、日は11:00-19:00)
休廊日:月、3/17-3/27
※オープニングレセプション:2月18日(土)18:00-20:00

無人島プロダクションでは、2005年の結成以来、同時代的な事象に反射的に応答し、明確な立ち位置から議論を生み出す作品を発表してきたChim↑Pomの個展『The other side』を開催する。

Chim↑Pomは2005年8月、卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀の6名で結成したアーティストコレクティヴ。初期作品の「スーパーラット」から現在に至るまで、映像作品を中心に多様な方法を駆使して、彼ら自身の「リアリティ」を表現し、国内外の数多くの展覧会で発表している。近年は作品制作のみならず、東京・高円寺にアーティストランスペース「Garter」を開設したり、東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域内を会場とした国際展『Don’t Follow the Wind』を発案、実行委員会形式で開催するなど、多岐にわたる活動を展開している。結成10周年を迎えた2015年には、自らが経験してきた検閲や交渉や妥協をさらけ出した展覧会『堪え難きを堪え↑忍び難きを忍ぶ』をGarterで開催し、昨年は解体予定の歌舞伎町振興組合ビルを会場とした『また明日も観てくれるかな?』を開催など、既存の美術機関に頼らない展覧会も実現している。

本展では「ボーダー」をテーマに2016年から2017年にかけてメキシコ・ティファナとアメリカ合衆国・サンディエゴの国境沿いで制作したプロジェクトを発表。さまざまな国や地域からアメリカ合衆国を目指す人々が集まるティファナのリベルタと呼ばれる地域に建設したツリーハウス「U.S.A. Visitor Center」(2016)、そして、このビジターセンターの窓から鑑賞するふたつの作品「The Grounds」(2017)と「LIBERTAD」(2017)の3つの現地制作作品を発表する。


Chim↑Pom LIBERTAD (2017) © Chim↑Pom Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production


Chim↑Pom The Grounds (2017) Photo: Yuki Maeda © Chim↑Pom Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

Copyrighted Image