スタンディング・ポイントⅠ「寺内曜子」展 @ 慶應義塾大学アート・スペース


寺内曜子「Untitled」1986年、作家蔵 ©️Yoko Terauchi

スタンディング・ポイントⅠ「寺内曜子」展
2017年5月15日(月)-6月30日(金)
慶應義塾大学アート・スペース
http://art-c.keio.ac.jp/
開館時間:11:00-18:00
休館日:土、日、祝

慶應義塾大学アート・センターでは、自立した立脚点をもつ現代作家を紹介し、アートの現代社会における可能性を考察する新しい展覧会シリーズ「スタンディング・ポイント」の第1弾として、寺内曜子の個展を開催する。

同アート・センターは、若い世代が多く通う大学という場に、同時代を生きるアーティストの作品に出会う機会をつくるべく、2011年度から5年間にわたって「同時代の眼」と題した展覧会シリーズを実施。ハミッシュ・フルトン、スタンリー・ブラウン、ダニエル・ビュレン、ブルース・マクレーン、イミ・クネーベル、ブリンキー・パレルモの作品を紹介してきた。

新シリーズ「スタンディング・ポイント」の最初の展覧会は、自明の理とされている区分(裏表、内外など)への問いかけを一貫したテーマとした彫刻やインスタレーションに取り組む寺内曜子の作品を紹介。寺内は女子美術大学を修了した翌年1979年に渡英し、セントマーティンズ・スクール・オブ・アートにて彫刻を専攻する。83年にはボール紙を用いた彫刻作品をヘイワード・ギャラリーの企画展『ザ・スカルプチャー・ショー』に出品。90年代以降は、彫刻作品のみならず、インスタレーションにも積極的に取り組みはじめる。90年代末に日本に制作拠点を移す。

本展では、イギリスの電話線を用いた「ホット・ライン」の新作、鉛を用いたシリーズの作品、近年制作している「ひとつ」系列の作品を展示予定。会期中には、アーティスト・トークも実施。

関連企画
アーティスト・トーク
2017年5月26日(金)18:30-20:00
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎7階 473教室

Copyrighted Image