スティーブ・ビショップ個展「What Would It Be Without You」 @ TALION GALLERY


Steve Bishop, Chutchie (didn’t leave the house today 3), 2016

スティーブ・ビショップ個展「What Would It Be Without You」
2017年1月14日(土)-2月12日(日)
TALION GALLERY
http://www.taliongallery.com/
開廊時間:11:00 – 19:00
定休日:月・火・祝

TALION GALLERYでは、スティーブ・ビショップの日本初個展『What Would It Be Without You』を開催する。

スティーブ・ビショップは、1983年カナダ生まれでロンドンのロイヤルカレッジ・オブ・アートを卒業し、現在はロンドンを拠点に活動している。近年はヨーロッパ・アメリカの各都市での個展や、アートバーゼルで若手アーティストの展示をするソロプロジェクト「ステイトメント」に選出されるなど、国際的に注目を集めている。近年の主な個展に『You’d Be So Nice to Come Home To』(2016、SupporticoLopez at 6817、ロサンゼルス)、『Insulated by the Boundary』(2016、AND NOW、ダラス)、主なグループ展に『Ver Lento』(2016、Centro de la Imagen、メキシコ)、『Irony Comes from a Vanishing Point』(2016、Stereo、ワルシャワ)など。個人的でひそやかな記憶の領域と、そこに侵入するかのような象徴的トリガーが埋め込まれた映像・音響作品やインスタレーション作品を手がけ、アイデンティティの連続と断絶、懐かしさとよそよそしさ、自己と他者を包摂する空っぽの場所としての記憶や空間のハイブリディティを表現している。

アジア圏で初の個展となる本展覧会では、真夜中のキッチンでのひとときを表現するインスタレーションとともに、独自のキャラクター「Chutchie(チュッチー)」をめぐる物語と、セラミック彫刻や平面作品を展示する。真夜中の起き抜けに、コップ一杯の水を飲みにキッチンに入ったとき、そこに生まれる荒涼とした静寂。キッチンカウンターの上には、食べ切ったスパゲッティの皿やワインがほのかな灯りで照らされ、ラジオからは懐かしいような、初めて聞くようなジャズの名曲が聞こえてくる。


Steve Bishop, Chutchie (sitting), 2016

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