野口里佳『海底』@ タカ・イシイギャラリー 東京


野口里佳「海底」2017年 © Noguchi Rika

野口里佳『海底』
2017年9月9日(土)-10月7日(土)
タカ・イシイギャラリー 東京
http://www.takaishiigallery.com/
開廊時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝
※オープニング・レセプション:9月9日(土)18:00-20:00

タカ・イシイギャラリー 東京では、ベルリンから沖縄へと活動拠点を移した野口里佳の同画廊では初となる個展『海底』を開催する。

野口里佳(1971年埼玉県生まれ)は、慣習で溢れた世界を1から把握し直すような、被写体との独特の距離感をもった写真作品で知られる。1994年に日本大学芸術学部写真学科を卒業し、12年間のベルリン滞在を経て現在は沖縄を拠点とする。2001年に初期シリーズを収録した写真集『鳥を見る』(2001)を発表し、その後も国内外で展覧会での発表を中心に活動を続け、近年の主な展示に、IZU PHOTO MUSEUMで開催した個展『光は未来に届く』のほか、ヨコハマトリエンナーレ2011、『The Living Years』(ウォーカー・アート・センター、2012)、さいたまトリエンナーレなどがある。また、2018年3月に開幕する第21回シドニー・ビエンナーレへの参加も発表されている。

本展では、野口が沖縄で撮影した新作「海底」約12点を発表する。これまでに、野口は海に向かうダイバーとの偶然の出会いから、その背中を追った「潜る人」(1995)を「月面に行こうとした作品」と語り、誰もいない与那国の美しく青い海と海底遺跡を写した「星の色」(2004)を、「潜る人」の前日譚と位置づけており、本作は野口の水中写真3作目にあたる。

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