MAMプロジェクト024:デイン・ミッチェル @ 森美術館


デイン・ミッチェル「アイリス、アイリス、アイリス(習作)」2017年、インクジェット・プリント、50×50cm、Courtesy Hopkinson Mossman, Auckland & Christopher Grimes, Los Angeles

MAMプロジェクト024:デイン・ミッチェル
2017年11月18日(土)-2018年4月1日(日)
森美術館
http://www.mori.art.museum/
開館時間:10:00-22:00(火曜は17:00まで)入館は閉館30分前まで
会期中無休

企画:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)、ザラ・スタンホープ(元オークランド・アート・ギャラリー主任キュレーター)

森美術館では、世界各地のアーティストと実験的なプロジェクトを行なうMAMプロジェクトの第24回目の企画として、デイン・ミッチェルの個展を開催する。

デイン・ミッチェルは1976年ニュージーランド・オークランド生まれ。不可視の世界のエネルギーや力学について、芸術的、科学的、歴史的な観点からリサーチに取り組むアーティストとして知られ、第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ・ニュージーランド館代表(2019)にも選出された。2000年前後より作品の発表をはじめ、2009年から2010年にかけてドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を受けてベルリンに滞在。2012年にはオークランド工科大学にて哲学系修士号を取得。2008年以降はドイツ、ブラジル、オランダ、スイス、香港、オーストラリア、アメリカ合衆国など国内外で発表を重ねている。昨年は本展企画者のひとり、片岡真実が国際アドバイザーを務めた第20回シドニー・ビエンナーレ、2012年には同じく片岡が共同キュレーターを務めた第9回光州ビエンナーレにも参加している。また、日本国内では昨年、京都のHAPSと京都造形芸術大学の共催企画「ULTRA X HAPS TALK」(京都芸術センター)で講演を行なっている。

ミッチェルは日本の伝統的な香の世界から香料の最新技術まで多角的な調査に取り組み、本展では、眼球の虹彩、アヤメ属の植物、ギリシャ神話では虹などを意味する「アイリス」という言葉をキーワードに、視覚的経験につながる目と不可視の領域へ導く鼻との関係を詩的に探求した作品を発表する。

なお、森美術館では、『レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル』同時開催プログラムとして、本プログラムのほか、『MAMコレクション006:物質と境界-ハンディウィルマン・サプトラ+千葉正也』、『MAMスクリーン007:山本篤』を、11月18日から来年の4月1日まで開催する。

MAMコレクション006:物質と境界-ハンディウィルマン・サプトラ+千葉正也
2017年11月18日(土)-2018年4月1日(日)
企画:熊倉晴子(森美術館アシスタント・キュレーター)


千葉正也「2013年のパワフルヤングボーイ」2013年、油彩、キャンバス、274×225 cm(2点組)画像提供:シュウゴアーツ、東京

MAMスクリーン007:山本篤
2017年11月18日(土)-2018年4月1日(日)
企画:德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)


山本篤「過去と未来は、現在の中に」2016年、HDビデオ、46分

同時開催
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
2017年11月18日(土)-2018年4月1日(日)
企画:椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)

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