VOCA賞は鈴木紗也香が受賞

2012年12月10日、「VOCA展」実行委員会、公益財団法人日本美術協会、上野の森美術館が主催する『VOCA展2013』のVOCA賞が、ロンドン生まれで多摩美術大学大学院の鈴木紗也香に決定した。また、VOCA奨励賞を柴田麻衣、平子雄一、佳作賞を大崎のぶゆき、吉田晋之介、大原美術館賞を佐藤翠がそれぞれ受賞した。
VOCA展は平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に1994年より毎年開催されている美術展で、今回の受賞者らの作品が展示される来年の『VOCA2013』で20回目を迎える。同賞は全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどから推薦委員からそれぞれ推薦された40歳以下の作家が対象となる。選考委員は、高階秀爾(選考委員長/大原美術館館長)、酒井忠康(世田谷美術館館長)、建畠晢(京都市立芸術大学学長)、本江邦夫(多摩美術大学教授)、神谷幸江(広島市現代美術館学芸担当課長)、光田由里(美術評論家)が務めた。
今回推薦された36名の作家の作品は、来年3月15日から上野の森美術館で始まる現代美術の展望「VOCA展2013-新しい平面の作家たち-」にて展示される。

現代美術の展望「VOCA展2013-新しい平面の作家たち-」
2013年3月15日(金)-3月30日(土)
上野の森美術館
http://www.ueno-mori.org/

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