第21回岡本太郎現代芸術賞

2018年2月15日、財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団および川崎市岡本太郎美術館は、第21回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)の受賞者を発表した。グランプリとなる太郎賞は、さいあくななちゃんが受賞。また、岡本敏子賞は弓指寛治、特別賞は市川ヂュン、冨安由真、ユゥキユキがそれぞれ受賞した。

若手作家の登竜門のひとつとして知られる岡本太郎現代芸術賞は、既成の価値観を否定し、圧倒的な行動力と批判精神で世界に対峙した故・岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」を問うべく創設された。グランプリとなる太郎賞には200万円、準グランプリの敏子賞には100万円の賞金のほか、岡本太郎記念館での作品展示の機会が与えられる。そのほか、特別賞には総額50万円を授与。各賞の審査は、椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)、平野暁臣(空間メディアプロデューサー、岡本太郎記念館館長)、北條秀衛(川崎市岡本太郎美術館館長)、山下裕二(美術史家、明治学院大学教授)、和多利浩一(ワタリウム美術館キュレーター)が務め、今年度は、応募された558点の中から入選者26名/組のアーティストが入選を果たした。

受賞者および入選者の作品を展示した『第21回岡本太郎現代芸術賞』展は、川崎市岡本太郎美術館で4月15日まで開催。

岡本太郎現代芸術賞http://www.taro-okamoto.or.jp/info/taroaward.html

第21回岡本太郎現代芸術賞
2018年2月16日(金)-4月15日(日)
川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/
開館時間:9:30-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月、3/22、3/23

入選作家(50音順)
荒川朋子、市川ヂュン、Ichiko Funai、大野修平、黒木重雄、黒宮菜菜、木暮奈津子、近藤祐史、さいあくななちゃん、笹田晋平、塩見真由、冨安由真、橋本悠希、藤本りか、文田聖二、細沼凌史、○△□(まるさんかくしかく)、村上力、室井悠輔、矢成光生、ユゥキユキ、弓指寛治、横山信人、吉田芙希子、与那覇俊、ワタリドリ計画

常設展
『敏子さん、岡本太郎のこと教えて。』展
2018年2月3日(土)-4月15日(日)

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