2011年ヴェネツィア・ビエンナーレ、アメリカ館代表はアローラ&カルサディーヤに


Jennifer Allora & Guillermo Calzadilla, Forecast (2010), C-print, 70x105cm,
Courtesy of Galerie Chantal Crousel, Paris

2010年9月7日、アメリカ国立芸術基金(NEA)が組織する連邦政府国際展評議会は、2011年第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ美術展のアメリカ館代表アーティストを、プエルトリコ在住の二人組、ジェニファー・アローラ&ギレルモ・カルサディーヤに決定した。

今回のアメリカ館のコミッショナーはインディアナポリス美術館現代美術部門ディレクターのリサ・フライマンが担当する。
単独のアーティストではなく、アーティストグループがアメリカ館を代表するのは初めてであり、フライマンは美術館の広報を通じて「アローラ&カルサディーヤはアメリカ現代美術の多様性と活力を象徴しており、彼らが選ばれたことはアメリカにとって、歴史的なことである」とコメントした。

今回はアメリカ館の中と外の両方を使い、パフォーマンス、彫刻、ビデオ、音楽といった要素が絡み合う多様な新作6点を発表する。オリンピックや、国際取引、戦争、軍需産業やビエンナーレなど愛国的で競争心をあおる産業を通じて、現代の地政学を分析する展示を予定している。

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