公募|第19回文化庁メディア芸術祭

2015年7月7日より、文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門の優れた作品の顕彰と受賞作品の鑑賞機会の提供を目的として世界中から作品募集を始めている。

文化庁メディア芸術祭では、1997年以来、同時代のテクノロジーや社会状況に批評的な視点を与え、多様化する価値観に対し想像力の共有をもたらす作品を、受賞作品展(2008年以降、国立新美術館で開催)をはじめ、さまざまな事業を通じて国内外に広く紹介している。

募集対象は過去1年間(2014年9月3日〜2015年9月9日)に完成、または発表した作品。応募作品は各部門の審査委員の審査を経て、大賞、優秀賞、新人賞、審査委員会推薦作品、および功労賞が与えられる。昨年度は71カ国/地域から3,853作品(国内から2,035作品)の応募が寄せられた。なかでもアート部門は最多の1,877作品の応募があり、大賞該当作品はなかったものの、五島一浩、坂本龍一/真鍋大度、ルーベン・パーテル、コッドアクト(ミシェル・デコステール/アンドレ・デコステール)、福島諭の5作品が優秀賞に選出されている。なお過去3回(第16、17、18回)の受賞作品や審査委員会推薦作品の情報をはじめ、その贈賞理由や審査講評、審査委員らによる鼎談や対談などを掲載した受賞作品集が、公式ウェブサイト経由で購入可能。

今年度のアート部門の審査委員は、石田尚志(画家/映像作家/多摩美術大学准教授)、植松由佳(国立国際美術館主任研究員)、佐藤守弘(視覚文化研究者/京都精華大学教授)、中ザワヒデキ(美術家)、藤本由紀夫(アーティスト)の5名。同選考委員は、小町谷圭(メディアアーティスト/札幌大谷大学専任講師)、中尾智路(福岡アジア美術館学芸員)、服部浩之(青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)学芸員)、松井茂(詩人/情報科学芸術大学院大学(IAMAS)准教授)、鷲田めるろ(金沢21世紀美術館キュレーター)らが務める。

締切は2015年9月9日(水)日本時間18:00必着。応募方法など詳細は公式ウェブサイトを参照。

第19回文化庁メディア芸術祭http://festival.j-mediaarts.jp/


昨年度[第18回]文化庁メディア芸術祭受賞作品展の様子 提供:文化庁メディア芸術祭事務局

第19回文化庁メディア芸術祭
2016年2月3日(水)-2月14日(日)
会場:国立新美術館、ほか
※2/9は国立新美術館のみ休館
http://festival.j-mediaarts.jp/

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