公募|アートラボあいち アーティストインレジデンスプログラム「まちとsynergism」

名古屋市内2カ所を拠点に活動するアートセンター「アートラボあいち」は、アーティストインレジデンスプログラム「まちとsynergism」に参加するアーティストの募集を開始している。

アートラボあいちは、あいちトリエンナーレ2010の翌年、長者町地区の展示会場のひとつを引き継ぐかたちで設置された。あいちトリエンナーレに関する情報の提供、愛知県内の芸術系大学との連携による展覧会や地域の若手のアーティストを紹介する展覧会の実施、長者町でのアーティストのサポートなど、さまざまな活動を展開し、あいちトリエンナーレ2013の終了とともに一時休館となった。昨年、「アートラボあいち大津橋」と「アートラボあいち長者町」を新設し、活動を再開している。長者町地区の再開発に伴い、2017年3月をもって、同地区の建物からの撤退し、大津橋にその活動を集約させることが決定している。

「まちとsynergism」は、長者町地区の建物からの撤退を前に、同地区での最後のプロジェクトとして、地域資源を活かした作品制作を行なうアーティストを募集する。制作された作品はレジデンス終了後、アーティストとアートラボあいち、作品に関わる関係者との協議のうえ、その後も可能な限り保管、維持管理を行なう予定。審査員は、服部浩之(元あいちトリエンナーレ2016共同キュレーター)、武藤勇(N-mark代表)、滝一之(株式会社滝一 代表取締役)、武藤隆(長者町アートアニュアル副会長)が務める。

「地域に関わり、長者町でしか成立しない作品の制作」などの応募条件のもと、選出された最大2組のアーティストには、制作スタジオおよび成果展会場としてアートラボあいち長者町の提供のほか、滞在場所の無償提供、制作費補助(1組上限10万円)、キュレーターによる制作・展覧会のアドバイスなどが支援される。応募締切は2016年12月21日(水)19:00必着。結果はアートラボあいちのウェブサイトで12月26日(月)に発表される。成果展は2017年3月11日(土)から3月31日(金)まで開催予定。詳細は公式ウェブサイトを参照。

アーティストインレジデンスプログラム「まちとsynergism」
http://www.artlab-aichi.com/opencall/

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