イメージフォーラム・フェスティバルが、コンペティション部門の対象を東アジアに拡大

幅広い映像表現を紹介する日本有数の映像祭として知られるイメージフォーラム・フェスティバルは、1987年の初開催以来、32回目の開催となる「イメージフォーラム・フェスティバル2018」において、これまで国内からの応募を対象としていた一般公募部門を、中国、台湾、韓国からの応募も対象に加えた「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」に変更すると発表した。また、東京会場の開催時期をゴールデン・ウィークから8月に変更することも併せて発表された。

「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」は、映像・通信技術の革新著しく、映像・通信機器の一大供給源である東アジアにおいて、合理性・利便性・経済性を超えた映像、芸術としての映像の可能性の探求の場を目指す。ともすれば西洋中心主義的な視点で語られがちな映画史や前衛芸術史において、東アジアという視点から改めて映像史および映像文化の現在を捉え直し、また、各地域の映像作家が出会い、互いに刺激を受け、改めて映像表現を問い直す機会となることが期待される。

応募対象は、日本、中国、台湾、韓国のいずれかの出身、または在住の作者によって、2017年1月以降に制作された映像作品。一次および二次審査を通過した約20本のノミネート作品が2018年6月初旬に発表され、同年8月のイメージフォーラム・フェスティバル2018で上映される。東京会場の開催期間中に国内外から招聘された3名のゲスト審査員が最終審査を行ない、8月12日に受賞作品を発表する。映像作品の募集は、2018年2月10日から3月31日。応募要項など詳細は公式ウェブサイトを参照。

イメージフォーラム・フェスティバル2018は、「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」のほか、「エクスペリメンタル・パノラマ」、「フィルム・メーカーズ・イン・フォーカス」の3部構成で、シアター・イメージフォーラムとスパイラルホールの2会場で開催。東京での開催に続き、京都、名古屋、横浜を巡回予定。

イメージフォーラム・フェスティバルhttp://imageforumfestival.com/

イメージフォーラム・フェスティバル2018
シアター・イメージフォーラム|2018年8月4日(土)-8月10日(金)
スパイラルホール|2018年8月8日(水)-8月12日(日)
※京都、名古屋、横浜に巡回予定

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