岡山芸術交流、2019年の開催を発表。プレイベントを11月18日に開催


Photo © Ola Rindal

2017年11月13日、岡山芸術交流実行委員会は、2019年に計画している「岡山芸術交流」の第2回の開催時期とともに、アーティスティックディレクターに、アーティストのピエール・ユイグを抜擢すると発表した。なお、岡山芸術交流2019のプレイベントとして、2017年11月18日(土)に林原美術館で、パフォーマンス作品「Swarm」と「Name Announcer」を発表する。

岡山芸術交流は、2016年に芸術を通じて国境や文化、世代を超えたさまざまな交流の創出を目指して開催された。「開発(Development)」をテーマに、国内外から31組のアーティストの作品が岡山市内中心部の複数の展示会場で発表された。第2回展は2019年9月下旬から11月下旬の開催、前回同様、観客が市内を歩いて展示会場を回る形式を予定している。

前回のリアム・ギリックに続き、アーティスティックディレクターにはアーティストを抜擢。ピエール・ユイグ(1962年パリ生まれ)は、1990年代より既存の現代美術の枠組みを拡張するような多彩な表現で知られる。2001年に第49回ヴェネツィア・ビエンナーレで審査員賞、翌2002年にはヒューゴ・ボス賞を受賞。2度のドクメンタ(2002、2012)やミュンスター彫刻プロジェクト(2017)、イスタンブール・ビエンナーレ(1999、2015)、横浜トリエンナーレ2001、第2回ヨハネスブルグ・ビエンナーレ(1997)など数々の国際展に参加。2013年には回顧展がポンピドゥ・センターを皮切りに国際的に巡回した。前回の岡山芸術交流では、林原美術館に「Untilled」や映像作品などを展示している。

岡山芸術交流2019プレイベント
2017年11月18日(土)14:30-16:30
会場:林原美術館(岡山県岡山市北区丸の内2-7-15)
作品:「Swarm」、「Name Announcer」
一般公開・入場無料


Pierre Huyghe Swarm (2016) Human wearing masks, 37 invariant masks, 3 programmed masks, LED, aluminum


Pierre Huyghe The Name Announcer performed by Dan Munn at DRAF, London, 2015. Photo: Dan Weill

Copyrighted Image