MIMOCAの新しいパフォーミングアーツプロジェクト「PLAY」

2015年3月21日、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)は新しく立ち上げたパフォーミングアーツプロジェクト「PLAY」の第1回目として、塚原悠也のパフォーマンスを上演する。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は、同地ゆかりの画家・猪熊弦一郎の全面的な協力のもと、1991年に開館。約2万点の猪熊作品の紹介とともに、マーク・ロスコ、アントニ・タピエス、シンディ・シャーマン、森村泰昌、草間彌生、マリーナ・アブラモヴィッチら国内外のアーティストの個展を開催。近年の企画には、杉本博司の一年間にわたる4つの個展のほか、塩田千春、石内都、大竹伸朗らの個展がある。また、同美術館では、講演会やコンサート、とりわけ、ワークショップなどの教育普及活動にも積極的に取り組んでいる。

新たに創設したパフォーミングアーツ(パフォーマンス、ダンス、演劇を含む身体表現)を紹介するプロジェクト「PLAY」では、美術館の展示作品とは異なる体験を観客にもたらす、生きている人間の身体とその行為に着目する。記念すべき第1回目は、contact Gonzoの主宰として知られる塚原悠也を招聘し、塚原にとって初めてのソロプロジェクトとなるパフォーマンスを紹介する。塚原は、2006年にダンサーの垣尾優とともにcontact Gonzoを結成し、「痛みの哲学、接触の技法」をうたう即興的な「パフォーマンス」をはじめる。以後、contact Gonzoとして、メンバーが変わりながらも、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やヨーロッパ各国のダンスフェスティバル、森美術館や国立国際美術館などで作品を発表してきた。今回、塚原は関西からの共同作業者とともに、丸亀に1週間滞在しながら制作する5つの作品を上演する予定。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館:http://www.mimoca.org/

パフォーミングアーツプロジェクト
PLAY vol.1 塚原悠也
2015年3月21日(土)開演:15:00(開場:14:30)
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2階造形スタジオ
構成・出演:塚原悠也
出演:阿児つばさ、臼井沙代子
料金:無料
定員:100名(全席自由、申込み不要)
上演予定作品:
「都市民族最新身体技法」
「身体の各パーツに宿る神がそれぞれ骨折をする」
「無意識に毎日事故を回避している男の話」
「オナラは断じて映像ではない(!!!)」
「こどもはかわいい」

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