「サイ トゥオンブリー×東洋の線と空間」展 [ARC]

群馬・ハラ ミュージアム アークより

展覧会名 サイ トゥオンブリー×東洋の線と空間
会期 2015年5月29日[金]-9月2日[水]
会場 ハラ ミュージアム アーク 特別展示室 觀海庵


サイ トゥオンブリー 「Bolsena (ボルセーナ)」 1969年
145.5×180.5 cm 鉛筆、色鉛筆、フェルトペン、紙
© Cy Twombly Foundation / Courtesy Cy Twombly Foundation

【概要】
サイ トゥオンブリー(1928-2011)は、高松宮殿下記念世界文化賞やヴェニス ビエンナーレ金獅子賞など、数々の受賞歴を誇る20世紀を代表するアーティストの一人です。このたび、ハラ ミュージアム アークの本館である原美術館(東京都品川区)では、紙の作品(ドローイング、モノタイプ)に焦点を当て、50年にわたる画業を回顧する日本の美術館で初の個展が開催されます。
当館においては、特別展示室「觀海庵」(設計 磯崎新)にて、トゥオンブリー作品と東洋古美術作品(原六郎コレクション)を対置する形で特別企画を行うこととなりました。床の間と違い棚を備えた書院造を引用した日本的な展示空間が、東西の美の出会いの場となります。
《子供の落書き》あるいは《描画された詩》とも形容されるトゥオンブリー作品は、即興性と激情性に満ちています。画面で自在に戯れる線、記号のような形態、そして時折り書き込まれる文字や言葉は、独自の絵画空間を作り上げています。東洋絵画の毛筆による線描や空間の表現と対比すると、また異なる印象を生み出すかもしれません。墨の濃淡と調子でとらえる形態、対象を表情豊かに描き分ける墨線、細密な描写やユニークな空間の表現などが、《手で描く/書く》という表現行為に全精力を傾けるトゥオンブリーの作品のなかに、文化圏や近世と現代という時代を超えた絵画的表現の醍醐味をご堪能いただけることでしょう。

【開催要項】
展覧会名 「サイ トゥオンブリー×東洋の線と空間」
      (英題 Line and Space: Cy Twombly and East Asia)
会期  2015年5月29日[土]-9月2日[水]
   〔古美術作品はI期(5/29-7/5)・II期(7/18-9/2)で展示替え〕
会場  ハラ ミュージアム アーク 特別展示室 觀海庵
主催  原美術館、Hara Museum Fund
特別助成  駐日アメリカ合衆国大使館
助成    テラ財団
企画協力  サイ トゥオンブリー財団


サイ トゥオンブリー 「Untitled (無題)」1970年
70.5×100.0 cm ワックスクレヨン、ペンキ、紙
© Cy Twombly Foundation / Courtesy Cy Twombly Foundation

【出品作品】
サイ トゥオンブリー 「Bolsena (ボルセーナ)」 1969年 /「Untitled (無題)」 1970年 /「Untitled (無題)」 1991年、など (全6点)
円山応挙 「淀川両岸図巻」 江戸時代 *全期(I・II期で場面替え) / 狩野派「蘭亭図」(三井寺旧日光院客殿障壁画) 桃山-江戸時代 *I期 / 狩野探幽 「龍虎図」 江戸時代 *II期 など
*古美術作品はI期(5/29-7/5)・II期(7/18-9/2)で展示替えいたします。


特別展示室「觀海庵」内観 撮影:齋藤さだむ

【原六郎コレクションについて】
原六郎は、明治時代に銀行や鉄道事業等で産業振興に活躍する一方、美術にも造詣が深く、東洋古美術を数多く収集しました。
原美術館、ハラ ミュージアム アークの母体である公益財団法人アルカンシェール美術財団では、国宝「青磁下蕪花瓶」、重要文化財「縄暖簾図屏風」をはじめ、円山応挙「淀川両岸図巻」、狩野派「三井寺旧日光院客殿障壁画」など、近世日本絵画を中心に、書蹟・工芸ほか多数の優品を継承し、東洋の美を堪能できるコレクションとなっています。


円山応挙 「淀川両岸図巻」(部分) 江戸時代 明和2年(1765) 絹本著色


お知らせ
※予約受付終了しました [6月3日]

本展をめぐる高崎駅発着のメンバーシップツアーを企画いたしました!! 
皆様のご参加をお待ちしております。 予約締切6月3日(水)

<高崎駅発着>ハラ ミュージアム アークとアーツ前橋をめぐるバスツアー
完全予約制

開催日:6月6日(土)
集合場所:JR高崎駅(みどりの窓口前)

◆スケジュール(予定)
10時 高崎駅「みどりの窓口」前集合・東口より出発
11時 ハラ ミュージアム アーク着、学芸員によるガイドツアー
12時 自由解散(展覧会鑑賞、ランチは美術館カフェダールおよび
隣接のグリーン牧場内レストランを各自ご利用ください)
13時半 集合、出発
14時半 アーツ前橋着、出品作家小泉明郎氏ご挨拶→自由解散
16時半 集合、出発(引き続き鑑賞ご希望の方はお残りください。19時閉館)
17時半 高崎駅東口解散

◆参加費(保険料含む)
原美術館メンバーシップ会員(同伴1名様まで)3,000円、一般3,500円
◆予約締め切り 6月3日(水)

◆見学場所
◇ハラ ミュージアム アーク
觀海庵「サイ トゥオンブリー×東洋の線と空間」
現代美術ギャラリーA ,B, C「<景>をめぐる物語-原美術館コレクション」
開架式収蔵庫 (特別公開)原美術館現代美術コレクションより約120点

◇アーツ前橋
ギャラリー2~6「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」
ギャラリー1「ArtMeets02 大西伸明/相川勝」

◆お問い合わせ・ご予約先
ハラ ミュージアム アーク
tel: 0279-24-6585  e-mail: arc@haramuseum.or.jp

◆主催:関越交通株式会社  
群馬県知事登録旅行業 第2-382号  総合旅行業務取扱管理者 若木 亮


【関連展示】
「サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡」
(英題 Cy Twombly – Fifty Years of Works on Paper)
2015年5月23日[土]-8月30日[日]
原美術館 東京都品川区北品川4-7-25 〒140-0001
http://www.haramuseum.or.jp
(開館時間、休館日、交通案内などはウェブサイトをご覧ください)

日本の美術館初の個展。原型はロシアのエルミタージュ美術館で開かれ、評判を呼んだ展覧会です。出品作品数は約70点(すべてサイ トゥオンブリー財団所蔵)。その一部がハラ ミュージアム アークに出品されます。

ハラ ミュージアム アーク
群馬県渋川市金井2855-1 〒377-0027
Tel 0279-24-6585  Fax 0279-24-0449  E-mail arc@haramuseum.or.jp
開館時間  9:30am-4:30pm(入館は4:00pmまで)
休館日  木曜日(8月は開館)、7月6日-17日
入館料  一般1,100円、大高生700円、小中生500円
※会期中、現代美術ギャラリーの展示もあわせてご覧いただけます
ハラ ミュージアム アーク・グリーン牧場セット券:一般1,800円、大高生1,500円、中学生1,400円、小学生800円
※70歳以上半額、小学生は要保護者同伴
※20名様以上の団体、学校団体は別途料金規定あり。お問い合わせください
<群馬県内在住の皆様へ>
小中学生は学期中の土曜日入館無料
「ぐーちょきパスポート」のご提示により5名様まで入館料200円割引

アクセス
電車―JR上越・吾妻線「渋川駅」より(上越・北陸新幹線利用の場合は高崎駅で上越線に乗り換え)伊香保温泉行きバス(3番のりば)にて約15分、「グリーン牧場前」下車、徒歩7分
車―関越自動車道「渋川伊香保インター」より伊香保温泉に向かって8㎞、約15分

●関越交通バス時刻表(渋川駅⇔グリーン牧場・伊香保温泉)
http://kan-etsu.net/files/lib/1/158/201503021630282202.pdf

●JRバス上州ゆめぐり号(新宿駅⇔渋川駅・伊香保・草津温泉)
http://time.jrbuskanto.co.jp/bk040450.html

ウェブサイト http://www.haramuseum.or.jp
携帯サイト http://mobile.haramuseum.or.jp
ブログ https://www.art-it.asia/u/HaraMuseum
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